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南青山の児童相談所の話
「児童相談所」
最近、ネットニュースやワイドショーなんかで目にする機会が多くなりました。
南青山のやつニャ
それですよね、やっぱり。
港区が児童相談所などが入った複合施設「港区子ども家庭総合支援センター」を南青山に建築する予定で、それに対して一部住民が建築反対を訴えているというやつです。
なんかすごいこと言ってたニャ
住民の訴え全部を知っているわけではありませんが、ワイドショーなどで報じられていることを抜粋すると
「南青山は自分でしっかりお金を稼いで住むべき土地。土地の価値を下げないで」
「青山のあそこの土地がいかに一等地か全然理解されていないんじゃないか。街をつくっていく、世界の青山をつくっていく状況の中で、みなさんの合意形成もない」
「私の場合は、3人子どもが欲しいと思ったので、私立に3人入れるよりは意識の高い公立小学校に入れると決め、億を超える南青山の土地を買い、家を建てた。例えばこの地域でスーパーは紀伊国屋、ナチュラルマーケット。物価はとても高いです。みなさん、子どもの習い事たくさんしてレベルも高いんです。もし子どもたちがお金ギリギリで小学校にいらっしゃるとなった時は、とてもついてこられないし、とても辛い思いをされる。むしろ可哀想ではないか」
言いたい放題ニャ
こういった主張がワイドショーの格好の的になったんでしょうね。
児童相談所って、そんなに悪いニャ?
僕も薄い知識しか持ち合わせていないので、児童相談所について少し調べてみました。
児童相談所とは
児童相談所の概要については厚生労働省のホームページに記載されています。
ただ厚生労働省の説明は、引用するには文章が長すぎるので、ここではWikipediaの文章を引用させてもらいます。
児童相談所
日本での児童相談所は、児童福祉法第12条に基づき、各都道府県に設けられた児童福祉の専門機関。児相と略称される。すべての都道府県および政令指定都市(2006年4月から、中核市にも設置できるようになった)に最低1以上の児童相談所が設置されており、都道府県によってはその規模や地理的状況に応じて複数の児童相談所およびその支所を設置している。
また電話番号の189番(語呂合わせ:いちはやく)は、児童相談所の全国共通ダイヤル(緊急通報用電話番号)に設定されている。2015年7月1日より運用が開始され、24時間365日児童虐待や子育ての相談を受け付けている。国民は、児童虐待を受けたと思われる児童を発見した際は、速やかに市町村、福祉事務所または児童相談所のいずれかに通告しなければならない。
子どもの味方ニャ
そうですね、子どもの味方でもありますし、広くはその家庭や家族の調整役とも捉えることができる機関です。
なんで毛嫌いされてるニャ?
報じられている一部住民の訴えでは、「土地の価値が下がるから」「ふさわしくないから」南青山への建設は見直して欲しいらしいです。
???
そこなんですよね、この南青山の件がこれだけ炎上しているのは。
南青山の住民(一部)による主張について思うこと
港区が建設しようとしている児童相談所を含めた施設が、本当に南青山の価値を下げると思って発言しているんでしょうけど、それが一般的な理解とはかけ離れているように感じてなりません。
それに貧富の差や家庭環境の違いによって差別しているともとられかねないような発言は、やはり受け入れられるものではありません。
本当に南青山の価値は下がるニャ?
児童相談所が建築されることによって不動産価値が下落するといった話は、僕は聞いたことがありませんが…
これは個人的な意見ですが、逆に南青山は評価されると思うんですけどね、児童相談所が南青山に建設されることによって。
なんでニャ?
「LGBT」や「ユニバーサルデザイン」などの言葉が作られ市民権を得てきたことからも分かるように、「多様性を受け入れる」ことが世界の潮流と言えます。
トランプもニャ?
…その人のことは触れないでおきましょう、ややこしくなるので。
南青山は自他ともに認めるハイブランドな街と言えるでしょう。
そのように認識されている街が、社会的弱者とも言える児童相談所が介入するような家庭や子どもを受け入れることは、多様性を受け入れるという世界の潮流に沿うものであり、南青山の価値を上げることはあっても下げることはないように思います。
お金や資産など目に見えるものの豊かさだけでなく、多様性を受け入れる心の豊かさも備えた街になっていただきたいと切に願います。
懐の深さをみせて欲しいニャ
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