と、言うわけでタイトル通り今回の記事は、以前紹介させていただいた僕が宝塚市内に持っている賃貸物件(テラス)に関するお話の続きです。
…どんな話だったニャ?
ぇ。
にゃん太さん、忘れたんですか??
にゃん太には関係ない話だからテキトーに聞き流してたニャ
・・・。
まぁ、初めて僕の記事を読んでくれてる人もいるかもしれませんので、軽くおさらいから入りますね。
もちろん、過去の記事を読んでいただけるなら嬉しいですが(笑)
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前回のおさらい~バックグラウンドを添えて~
まずはこの話の舞台となる物件と主役の入居者について。
物件は兵庫県宝塚市にある小さい小さいテラス(連棟)です。
どれくらい小さいニャ?
2階建てのテラスで2Kですが、単身世帯向けです。
実際入居してくれている方も単身男性になります(今回の話の主役)
その男性はアルバイト勤務ですが、生活保護も受けています。
僕は管理会社に物件管理は一任しているため、その男性と直接の面識はなく、契約時に管理会社を通じて書面のやり取りがあった程度なので、その入居者がどんな人なのかよくわかりません。
入居期間中の出来事や管理会社からの情報をまとめると以下のようになります。
入居期間:約3年
滞納歴あり:半年滞納1回・4ヶ月滞納2回
管理会社や家賃保証会社から連絡を取ろうとしても、まったくつながらない
訪問しても不在(居留守かどうかは不明)
…その人、大丈夫ニャ?
んー…
入居者としては望ましくないですね。
こんな人なので、管理会社も賃貸保証会社もその入居者のことをよく思ってはいないようです。
まぁ、そうだろうニャ
で、前回の記事で紹介させていただいたのが、「その入居者が県営住宅の抽選に当選した」って話でした。
あー!思い出したニャ!
ご主人に署名の依頼してきたやつニャ!
それです。
県営住宅を管理する管理会社の審査に必要な書類の中に、現在入居している物件のオーナーの署名・捺印が必要なものがあったのですが、その書類というのが…
「〇年〇月〇日入居以降、入居期間中に家賃の滞納および未払いの事実はありません」
との証明書類だったのです。
当然、事実とかけ離れているため署名・捺印できないとの返答を管理会社を通じて入居者にしていただきました。
その書類が揃わなければ、県営住宅の管理会社による審査は受けることができないそうなので、今回の話はそれでおしまい…だったはずなんですが。
違ったニャ?
その続きがあったんです。
前回の記事から数日後…管理会社から一本の電話が入りました
てっきり終わった話だと思ってたニャ
僕もそうだと思ってましたよ、この電話がかかってくるまでは。
管理会社
「半熟家長さんですか、お世話になってます〇〇(管理会社の担当者名)です。今ちょっとお時間いいですか、例の宝塚のテラスの件なんですけど」
僕
「大丈夫ですけど、なにかありましたか?」
管理会社
「ほらオーナーの署名捺印の件ですけど、前の電話の後すぐ〇〇さん(入居者)に署名捺印できない旨の書面を送らせてもらったんです。そしたらその数日後に○○さん(入居者)から僕に直接電話がかかってきて、『なんとかならないか?』の一点張りだったんですよ。ウソはつけないから署名捺印はできないってことを何度も説明したんですけど、全然納得してくれなくて。『じゃぁ、どぉすればいいんですか??』って。オーナーも含め管理会社ではどうすることもできないので、相談するなら市の生活保護課にありのまま話して相談するように言って、その電話は切ったんです。」
…ごねてきたニャ
そのようなんです。
まぁ、気持ちは分からなくもないですけどね、せっかく県営住宅の抽選に当たったのに書類不備で審査すら受けられないんですから。
でも、ウソはいけません。
僕
「そうですか、ご迷惑をおかけしてすみません。」
管理会社
「いや、それは大丈夫なんですけどね。またなにかあれば連絡入れますね」
僕
「よろしくお願いします」
これだけニャ?
これだけなら記事に取り上げませんよ。
…まだ続くってことニャ
またもや管理会社から電話が
先程の話から数日後、また管理会社から電話がかかってきました。
管理会社
「半熟家長さん、○○(管理会社の担当者)です。ちょっといまいいですか?」
僕
「宝塚の件ですよね、なにかありましたか?」
管理会社
「さっきね、例の県営住宅の管理会社の人と話してきたんですけど、あいつ(入居者)県営住宅の管理を行っている会社のさらに上の組織、県の公社まで直談判しに行ったらしいんですよ。そこで審査に必要な書類の文面を変更して提出すれば審査を受け付けるという言質をとってきたみたいなんです。実際、県営住宅の管理会社に、『その人(入居者)が書類を持ってきたら受け付けてやってくれ』って公社から連絡があったそうです。」
ぇ?書類の文面変えられるニャ??
普通は変えられません。
でも、普通じゃない相手だったんでしょうね。
うちの管理会社の担当さんが県営住宅の管理会社に訪問した時も、ちょっと話題を振っただけですぐ誰のこと言ってるのか、県営住宅の管理会社の人は分かったようですから。
向こうでもなかなか有名みたいですよ、うちの入居者さんは。
…クレーマーとして有名ニャ。
僕
「えらいアグレッシブに動いたんですね」
管理会社
「ほんとに。家賃滞納してるときは、全く連絡つかなかったのに、この件に関しては自分で動きまくってるみたいですよ。」
僕
「で、書類の文面はどんな感じに変わるんですか?」
管理会社
「県営住宅の管理会社の人がいうには『入居日』と『いま現在、家賃の滞納・未払いはありません』との証明があれば審査は受け付けるそうです。」
入居期間中のできごとには触れないってことニャ?
そうみたいです。
たしかに、いまは家賃の滞納も未払いもないので、変更後の書類の文面はウソではありません。
ウソじゃないってことは、署名・捺印するニャ?
電話を受けて、僕の出した結論
いや、たとえ文面上ウソがなくても僕は署名・捺印をしないことにしました。
なんでニャ?
理由はいくつかあります。
● 県営住宅って、税金の補助が出てまかなわれているよね?そこに入るのに本当にふさわしい人物といえるの?
● 県の公社って、あきらかに鬱陶しいから県営住宅を管理する会社に責任を押しつけて厄介払いしてるよね?
● この入居者、本来なら書類不揃いで審査すら受けれない状況なのに、ルールを変えさせてまで審査対象になろうとしてるよね?ほかの人はちゃんとしたルールで応募しているのにズルくない?
● てか、この入居者、訴訟一歩手前までいくくらい家賃滞納常習者なんだから、万が一県営住宅に当選したとして、その家賃を滞納せずにちゃんと払う保証なんてないよね?
● 万が一この入居者が審査通ったら、まっとうなルールで応募した人が落とされることになるわけだよね?
理由、多いニャ
この入居者、わがままだと思いませんか?
これまでの滞納はなかったことにしろだの、自分だけルールを変えて審査を受けさせろだの。
こっちから連絡つけたいときは、まったく音信不通なのに、自分がして欲しいことになるとどんどん前に出てきて主張しまくるし、ほんと自分のことしか考えていない人だと思います。
それにこれだけじゃないんです。
その入居者は、これまでの話に出てきたところ以外にも、客付けをしてくれた仲介会社や家賃保証会社にも電話して「なんとかしてくれ」って言いまくってるみたいなんです。
ご主人のところにはかかってきてないニャ?
ここ何日間、非通知設定での着信が複数回あったんですよね。
僕は非通知の場合、電話に出ないので誰だったかはわかりません、留守電にもなにも入ってなかったので。
もしかしたら、その非通知での着信がその入居者からのものだったのかもしれませんが、真相は不明です。
とにかく、署名捺印をしない理由は「オーナーとして、その入居者に残ってもらいたいから」なんてことは一切思っていません。
いち個人として、いち納税者として、そういう自分勝手な人には県営住宅を利用してもらいたくないという気持ちが、署名捺印をしない一番の理由です。
その人、へそ曲げて退去するんじゃないニャ?
そのときはそのときです。
そうなることも覚悟の上での結論ですから。
自分さえよければって考えはよくないニャ
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