前回のブログは「社会保険」について書いてみました。
長いし難しいし、大変だったニャ
僕の不安に思っていることに関係する部分だけに絞ったんですが、それでも途中で心が折れそうになるくらいややこしいです。
でも、社会保険について最低限の知識を得たことで、任意保険の絞り込みがしやすくなります。
度々登場しますが、僕が不安に思っていることは
① 僕が死んだときの収入減
② 僕が働けなくなったときの収入減と治療・療養・介護費の負担増
③ 妻が死んだときの収入減
④ 妻が働けなくなったときの収入減と治療・療養・介護費の負担増
⑤ 子どもの治療費
⑥ 子どもの教育費
⑦ 子どもが独り立ちする前に僕が定年を迎えそう
⑧ 老後資金
の8項目それぞれについて対策を検討する中で、任意保険への加入も検討することにしました。
今回は前回の社会保険の内容も踏まえて、実際に僕がどんな対策を選んだかを書いていきます。
ご主人の選んだ対策は、他の人でも使えるニャ?
使えますが、それがその人にとって「ベストな対策」とは限らないですね。
…なら他の人がこれ読んでも意味ないニャ
あ、それは言っちゃダメなやつです(笑)
でもまったく意味がないとは思ってませんよ。
たしかに僕がどんな対策を選んだかという「結果」は僕個人のものなので、他の人には関係ありません。
でも僕が対策を決めるまでの「過程」は汎用性があるので、その過程・考え方については参考にしてもらえると思います。
保険は「発生頻度は低いけど、生じると自分では抱えきれないほどの負担を要する事態に備えるため」に加入するもの。
それ以外の場合は「保険以外」で対策を考える。
これは僕が保険を検討するときの基本軸です。
保険は必要最小限ニャ
では僕の不安項目を個別に確認していきます。
- ① 僕が死んだときの収入減
- ② 僕が働けなくなったときの収入減と治療・療養・介護費の負担増
- ③ 妻が死んだときの収入減
- ④ 妻が働けなくなったときの収入減と治療・療養・介護費の負担増
- ⑤ 子どもの治療費
- ⑥ 子どもの教育費⑦ 子どもが独り立ちする前に僕が定年を迎えそう⑧ 老後資金
- まとめ
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① 僕が死んだときの収入減
対策
1. 遺族年金(国民年金+厚生年金)
2. 住宅ローンの団体信用生命保険
3. 任意保険
4. 賃貸不動産や預貯金、投資信託
「住宅ローンの団体信用生命保険」ってなんニャ?
住宅ローンを組む時に加入する保険です。
住宅ローン契約者が亡くなったり、高度障害状態になった時に、残りのローンを肩代わりしてくれる住宅ローン専用の生命保険のことです。
ん?ご主人はもぉ生命保険に入ってるニャ?
そうなりますね。
住宅ローンの返済期間中に僕が亡くなったり、高度障害状態になったら、それ以降のローン返済はチャラになります。
つまり「居住費」を大幅に減らす効果がある保険ですね。
マイホームを持つメリットニャ
4つ目に挙げた「賃貸不動産や預貯金、投資信託」は、ある意味万能アイテムです。
仮にこれが莫大にあったとしたら、保険なんて検討する必要ありません。
莫大に持ってないニャ?
カラッカラです。
…保険、必要ニャ
任意保険に支払う保険料を削減できれば、この4つ目の「賃貸不動産や預貯金、投資信託」を育てやすくなるというわけです。
そういえば項目に「任意保険」が入ってるニャ
えぇ、検討の結果、加入することにしました。
ただし「保険金の額」と「保険金のもらい方」、「期間」についてはこだわります。
こだわるニャ?
ここが保険料を削減するポイントになるからです。
まず僕の生命保険はなんのために必要かを考えます。
残された家族のためニャ
そうですが、厳密には「子育て」のためです。
仮に子どもがいなくて夫婦二人家族だとしたら、任意の生命保険には入りません。
どうしてニャ?
残される側(僕もしくは妻)が単身に戻るだけなので、保険金で支える必要がないからです。
ただ、子どもがいる場合は違います。
残された側がひとりで、仕事と子育てを両立させなければならなくなります。
これまでと同じように働くことが難しくなるかもしれません、そうなると収入はさらに減る可能性があります。
なので子どもが社会人として独り立ちするまでの間を「最低限支えが必要な期間」と考えることができるというわけです。
てことは大学卒業くらいまでニャ?
それくらいを考えています。
あとは保険金の「もらい方」と「金額」ですが、結論から言えば「毎月」「一定額」を受け取るプランにしようと思います。
生命保険って、一度にドーンとウン千万円もらうやつじゃないニャ?
そういったのもありますが、今回選ぶのはそのタイプではありません。
あくまで「子育て」期間中の「生活費」として生命保険を活用するつもりなので、一度にまとまった額が必要なわけではないからです。
それに同じ保険料なら「一括」でもらうよりも「毎月」でもらう方が、保険金の総額は多くなります。
毎月の保険金の金額については、残された家族が生活するのに必要な毎月の生活費を概算して、その金額から「遺族年金」(1ヶ月あたりに按分した額)と住宅ローン返済額相当の「居住費」を差し引きます。
そうして求めた金額が、任意の生命保険に頼るべき金額と言えるわけです。
「残された妻」の収入は計算に入れないニャ?
そこは各家庭によって意見が分かれると思います。
僕の場合は、妻の収入は「不確定要素」と考えて、思い切って計算から外しました。
僕が考える任意の生命保険の条件をまとめると下記のようになります。
期間 :子どもが独り立ちするまで
もらい方:毎月払い
金額 :毎月の保険金={生活費-(遺族年金+居住費)}
あと4つ目に挙げた「賃貸不動産や預貯金、投資信託」ですが、不動産賃貸業については、僕が亡くなったあとで妻が引き継ぐのは難しいので、そのときはすべて売却するように伝えるつもりです。
不動産賃貸業、不発ニャ
「不動産賃貸業」は、この「①」ではあまり役に立ちませんが、「②」以降は重要な要素になりますよ。
じゃぁ、次いくニャ
② 僕が働けなくなったときの収入減と治療・療養・介護費の負担増
これが一番厄介なやつなんですが…
とりあえず考えた対策を書きますね。
1. 公的医療保険(健康保険)
2. 任意の医療保険
3. 住宅ローンの団体信用生命保険
4. 不動産賃貸業
5. 預貯金・投資信託
やはりベースは「社会保険」です。
特に治療や療養に関しては絶大な力を持っていますからね。
あとは「預貯金・投資信託」で、必要なタイミングで使えるお金を蓄えておくことです。
任意保険も挙がってるニャ
健康保険によって医療費は抑えられるし、「傷病手当金」ももらえるので収入も一定保つことは可能なのですが、その間の「妻」の負担を考慮する必要があると考えたからです。
入院もそうですし自宅療養もそうですが、妻には「+α」の負担がかかることになります。
そうなれば、妻の収入も減る可能性があるため、その不足分をカバーする意味で任意保険を検討しました。
また数日の短期入院とかなら蓄えでなんとかなると思いますが、2,3ヶ月以上の長期入院になってくると心もとないです。
特に三大疾病(ガン・心筋梗塞・脳卒中)は長期入院を要するケースも少なくないため、そこを支えてくれる保険に加入するつもりです。
「介護」はどうするニャ?
それについては障害者認定がもらえるほどの重度であれば「公的年金保険(国民年金+厚生年金)」の「障害給付」が柱となります。
それだけでは不十分なのですが、年齢的に考えて現状では発生リスクは低く、障害の程度もバラツキが大きいので、現状では任意保険での対応は考えずに「不動産賃貸業」や「預貯金・投資信託」といった汎用性の高い選択肢を育てる方に資金を使っていく予定です。
不動産賃貸業なら最悪、電話やメールが使えさえすればアウトソーシングで運用可能なので、そういう意味でも汎用性が高い投資(事業)といえます。
③ 妻が死んだときの収入減
これについては、実はあまり深く考えていません。
なので対策としては…
1. 公的年金保険(国民年金・厚生年金)の遺族年金
2. 不動産賃貸業
3. 預貯金・投資信託
くらいですね。
任意保険には入らないニャ?
万が一、亡くなったときは保険金が入る方がいいでしょうけど。
残されるのが僕なら、まぁなんとかなるかなと(笑)
ぇ。ここにきてアバウトニャ
まぁ、ここで任意保険に資金をまわすくらいなら、預貯金や投資信託にまわした方がメリットがあると天秤にかけた結果です。
④ 妻が働けなくなったときの収入減と治療・療養・介護費の負担増
これは「②」の僕が働けなくなったときと同じ感じですね
1. 公的医療保険(健康保険)
2. 任意の医療保険
3. 不動産賃貸業
4. 預貯金・投資信託
違う点で言えば、妻のほうが家事や育児がうまいので、妻に倒れられると意外に僕の働き方や収入へのダメージがでかそうなことですね。
なので任意の医療保険については、僕にかけるものよりも少し手厚くするつもりです。
家庭の大黒柱は、夫じゃなくて妻のほうニャ
そういうことになりますね(笑)
⑤ 子どもの治療費
これはほぼ一択ですね
1. 自治体の助成制度
2. 公的医療保険(健康保険)
3. 不動産賃貸業
4. 預貯金・投資信託
自治体の助成制度がポイントニャ
先に言われてしまいましたが、そのとおりです。
医療費に関しては特に心配はしていないのですが、あるとしたら「付き添い」の負担です。
子どもがある程度大きくなるまでは、子どもの入院に親の付き添いを求められることがあります。
求められなくても、やはり心配で付き添うことになりそうなので、その分の収入減や出費は考慮しないといけません。
ただ任意保険を検討するほどではないと判断して、今回は見送ります。
でもこの前、保険屋さんが「一回ケガ通院するだけでウン千円もらえるから、保険料以上の保険金がもらえますよ」って教えてくれてたニャ
言ってましたね。
でも保険で得したいとは思っていないので、僕はいいです。
保険はあくまで「生じると自分では抱えきれないほどの負担を要する事態に備えるため」に入るものですから。
⑥ 子どもの教育費
⑦ 子どもが独り立ちする前に僕が定年を迎えそう
⑧ 老後資金
この「6~8」については、保険以外で対策することにしました。
前から言ってたやつニャ
そうです。具体的に項目をあげるとしたら
1. 不動産賃貸業
2. 預貯金・投資信託
ま、あとは「本業もがんばる」ってところですかね。
ポイントは「貯める」だけじゃなくて「運用する」という点です。
自分の体を使った労働では「1人分」しか稼げませんが、「運用する」ことで「お金」にも働いてもらうことができます。
なんか「運用」ってお金持ちや悪い人がやってるイメージニャ
偏見がすごいですね(笑)
でも、実際は程度や規模の差はありますが、「運用」は誰でもできます。
それこそ年齢制限もないので、やろうと思えば子どもだって「運用」できるんです。
ご主人は息子に運用させる気ニャ?
いや、さすがにまだ乳児なので考えてないです。
でも彼が興味を持ったときには教えようと思ってますよ。
って、保険からだいぶ話がそれました(汗)
まとめ
保険を検討するとき、自分が不安に思っていることと向き合うことになります。
不安いっぱいのまま保険屋さんに相談に行くと、冷静な判断が取りづらくなってしまいます。
保険屋さんは、それぞれの不安に対して適当な保険をチョイスしてくれますが、すべて「保険」による対策になってしまいがちです。
でも、ほんとにそれでいいのでしょうか?
そんなときに僕の経験を参考にしてもらえればと思います。
いざというときは、いろんなケースがあります。
現状、一番汎用性の高い備えは「現金・預貯金」、換金性の高い「金融商品」です。
保険をかけすぎて保険貧乏にならないよう、お互い賢く保険と付き合っていきましょう。
よーくかんがえよー、お金は大事だよー♪
…懐かしいCMソングですね(笑)
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