といわけで今回は…
ん?どうしました、にゃん太さん?
…ブログの趣旨、変わったニャ?
いえ…一度書いてみたかっただけです。
でも、別にウソをかいているわけじゃないですよ。
今回は僕が「ファイナンシャルプランナー(FP)技能士」の資格を取得するために、実際にやった勉強法について書きたいと思います。
3級のくせにエラそうニャ
FP3級を受ける人もいるんだから、いいじゃないですか。
もちろん数多のブロガーさんたちが、すでに「FP必勝法」や「FP勉強法」なんかを書いているわけですが、勉強法はひとつじゃない。
これから受けようかな…っていう人は、いろんな勉強の仕方を知ることで、自分の勉強法を確立できるというわけです。
とりあえず書きたいだけじゃないニャ?
…それもあります(汗)
今回はこのお題でいくと決めたんだから、一緒に進めていきますよ。
仕方ないニャ、つきあってやるニャ。
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ファイナンシャル・プランナー技能士試験について
えーっと。
前回のブログでは、僕がFP3級を受ける動機について書かせてもらいました。
壮大な前振りだったニャ。
受けると決めたからにはいろいろと調べたわけですが、僕が一番驚いたのは試験機関が2種類あるということです。
「日本ファイナンシャル・プランナーズ協会(FP協会)」
「社団法人 金融財政事情研究会(きんざい・金財)」
FP資格って2種類あるニャ?
ちょっと合格証書の様式が変わる程度で、どちらで合格しても「FP技能士」の資格に優劣はないです。
また、受験日や受験料、学科試験内容も両者に違いはありません。
学科試験?
学科試験以外にも試験あるニャ?
実技試験があって、学科と実技の2つの試験を両方ともクリアする必要があります。
で、FP協会と金財の一番の違いは「実施している実技試験の種類」です。
それぞれの試験機関で行われる、FP3級の実技試験項目は、
FP協会:「資産形成提案業務」
金財:「個人資産相談業務」「保険顧客資産相談業務」
ちなみに、FP2級では実技試験の種類が増えます。
FP協会:「資産形成提案業務」
金財:「個人資産相談業務」「生保顧客資産相談業務」「損保顧客資産相談業務」「中小事業主資産相談業務」
実技試験、多いニャ!
いやいや、受けるのはひとつですよ。
共通の学科試験と「自分で事前に選んだ」実技試験1種類が受験科目になります。
試験はFP協会でも金財でも、どちらで受けてもいいのですが、どっちかを選ばないといけません。
その選ぶ基準が「自分がどの実技試験を受けるか」ということになります。
自分が受けたい実技試験がある試験機関を選ぶニャ
そういうわけです。
僕の場合は、受験理由が個人的な資産計画のためなので、金財の「個人資産相談業務」を選びました。
あとFP協会と金財、どちらを受けるか選ぶもうひとつの基準として「受験会場」があります。
それぞれの試験機関によって受験会場が違います。
受験者数が多いこともあってか、金財のほうが受験会場は多く用意されています。
自宅に近い会場を選びやすいのは金財といえるでしょう。
特に地方で受験する場合にFP協会での受験を選ぶと、受験会場が自宅から遠くなってしまう可能性があります。
事前にそれぞれの試験機関が公表している受験地を確認しておくことをオススメします。
(ただし、金財の受験地は「市町村単位」での公表となっています)
ちなみに試験は「年3回(1月・5月・9月)」行われています。
FP2級には受験資格がありますが、FP3級にはありません。
FP2級の受験資格は、下記のいずれかに該当する必要があります。
● 日本FP協会が認定するAFP認定研修を修了した者
● 3級FP技能検定、または厚生労働省認定金融渉外技能審査3級の合格者
● FP業務に関して2年以上の実務経験を有する者
試験のその他の情報についても、まとめておきますね。
試験内容
● 試験時間は学科試験2時間(120分)、実技試験1時間30分(90分)
● 各分野より出題、学科試験/60問、実技試験/40問
● 問題は、学科試験/マークシート式(4択式)、実技試験/記述式・選択式
受検手続
● 試験日の約2ヵ月前より願書受付を開始
受検料
● 3級学科:3,000円
● 3級実技:3,000円
● 2級学科:4,200円
● 2級実技:4,500円*非課税
「実録!ファイナンシャルプランナーへの道!」はどうしたニャ?
試験の概要説明ばっかりニャ。
いや、いちおう試験の基本的な情報も載せているほうが親切かなと。
知ってる人は読み飛ばしてくれると思いますし。
…読む人まかせニャ
あと申込み方法ですが、「郵送」と「インターネット」があります。
FP協会・金財、それぞれのホームページに詳しいやり方が掲載されていますので、自分の好みな方法で申し込んでください。
僕のオススメは「インターネット」での申し込みです。
僕が申し込んだ金財ではカード決済にも対応していたので、専用の入力フォームから必要事項を入力するだけで、簡単に受験申込が完了しました。
郵送よりも格段に手順も少なく、申し込みに要する時間も短いので、インターネットに抵抗のない方(ホームページが見れるレベルで大丈夫)は是非利用してみてください。
教材選び
さて、ようやく本題です。
やっとニャ
僕がFP技能士を受験しようと思ったのが6月の終わりごろ。
9月に試験があるので、それに照準をあわせることにしました。
7月に金財のホームページから受験申込を行って、8月から試験勉強を開始しました。
僕の試験勉強の流れは、まず「教材選び」から始まりました。
公式テキストみたいなものじゃないニャ?
受験する人が多い資格なので、いろんな人がテキストだの問題集だのを好き勝手に出してくれているので、その中から自分に合ったものを選ぶのが一般的なんですよ。
まぁ、FP2級とかになると通信教育とかスクールなんかに通う人もいるみたいですが、FP3級はそんなに肩肘張らなくても大丈夫です。
市販の参考書で十分です。
僕が本屋で1,2時間ほど読み比べして選んだのが、TAC出版の
2018-2019年版 みんなが欲しかった! FPの教科書3級 [ 滝澤ななみ ]
2018-2019年版 みんなが欲しかった! FPの問題集3級 [ 滝澤ななみ ]
ほかの資格試験を受けられたことがある人は、もしかしたら知ってるかもしれませんが「みんなが欲しかったシリーズ」です。
選んだポイントは
● オールカラーで見やすい
● 図や表をふんだんに使っていて、イメージで覚えやすい
● 試験対策の定番「赤シート」対応で、暗記の助けになる
● 「教科書」と「問題集」がリンクしているので効率がいい
● 要点のまとめ方が秀逸で、メリハリが効いている
特に「イメージで覚えやすい」というのが一番の決め手ですね。
はじめてのことを勉強していくときは、「イメージできるか」が重要です。
文字の羅列だけ眺めていても頭には入ってきません。
具体的なイメージを頭の中でふくらませると、そこにストーリーが生まれます。
そうなれば、ただ文字を覚えるだけよりも、数倍覚えやすいし記憶にも残りやすいです。
それが自然とできるのがこの「教科書」と「問題集」、オススメの教材ですね。
べた褒めニャ
それだけ分かりやすかったんですよ、実際。
オススメの勉強法
僕の受験の目的が「自分の資産計画のため」なので、効率よく資格を取るための勉強法ではなく、「しっかり知識を身につける勉強法」で進めていきました。
ちなみに、効率よく資格をとることだけを追い求めるなら、FP3級に関してはひたすら過去問を解いて解答の解説を読むだけでも、合格基準の6割はとれると思います。
それだけなら1週間程度の付け焼き刃でもなんとかなるんじゃないかな、っていう肌感覚です。(FP3級のあと、2級を目指そうと思っている人は絶対にしたらダメな勉強法です)
では、「しっかり知識を身につける勉強法」いきますね。
勉強期間は1ヶ月ちょっと(約5週間)です。
1週目と2週目
「教科書」のみで問題集は使いません
教科書の反復した読み込みです。
● 1回目は「流し読み」
★ 図や表を見ながら、全体の流れをざっくりつかむのが目的です
● 2回目は「アンダーライン」を必要に応じて引きながらの「精読」
★ アンダーラインじゃなくても、蛍光ペンでもなんでもいいです
★ 理解しながら、自分が大切そうだなって思うところに線を引きながら読み進めていきます
3週目
ここからは教科書と併用して「問題集」も使います。
3回目の教科書の読み込みは「赤シート」も使います
● 覚えていても覚えていなくてもいいです。覚えていないところを自覚することが、この赤シートを使う一番の目的だと言えます。
「問題集」を最初から解いていきます
● 間違えた・分からなかった問題には印をつけていきましょう
● 解説は解けた問題のも含めて「すべて」目を通します。解説だけでは不十分なときは、めんどくさくても「教科書」を開いて、その都度確認するようにします。
● 実技は自分が受験する種目だけ解くようにします
4週目
このころから「スマホアプリ:3級FP過去問解説集(無料)」を使い始めました
● FP3級の過去5回分の問題が解き放題です
● 無料ですし、空いた時間にスマホ1つで勉強できるのが魅力
● 効率よくアプリを使うためには、「教科書」の読み込みが終わった3週目以降がオススメです。
「教科書」の読み込みは4回目になります
● 基本は赤シートを使っての読み込みなので、3回目と同じような感じです
「問題集」も2回目に入ります
● 2回目も1回目と同様に自分が受験するすべての問題を解いていきます
● もちろん、解説を読んで理解することを忘れずに
5週目
総仕上げです
● アプリは便利なのでスキマ時間に利用します
● 「教科書」の読み込みは行わず、「問題集」中心です
● 「問題集」を解きながら、特によく間違えるところや曖昧なところを中心に「教科書」で確認します
*一日あたりの勉強時間は2時間ほどでした。
これだけやれば結果は必ずついてきます。
僕の結果ですが、学科・実技ともに1問ずつ間違えただけで受かることができました。
がっつりやりこんだ結果ニャ
FP3級は「基本を押さえる」ことが目的のためか、ひねりも少なくオーソドックスな問題が出題されている印象です。
なので、勉強した分だけ結果に反映しやすいといえます。
「資格をとるため」ではなく「自分の将来のため」に勉強していると思えば、前向きに取り組めると思いますので、受験する人はぜひ自分なりのいい勉強法をみつけて取り組んでください。
がんばるニャ!
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